早川書房から刊行の「グイン・サーガ・ワールド」のシリーズは、2月に出版された第4巻で完結となり、4月3日に関係者による慰労会が行われました。
参加者は執筆陣の久美沙織、牧野修、宵野ゆめの各氏ほか、用語・設定アドバイザーの田中勝義氏、早川書房編集部の担当編集者で元SFマガジン編集長の阿部毅氏、そして監修担当の天狼プロダクションから今岡という顔ぶれです。また、アドバイザーにはもうひとかた、八巻大樹氏が参加される予定でしたが、その日の暴風のために交通手段がなくなってしまい参加することができませんでした。
商業出版では稀有な、他の作家の設定による作品競作という困難な仕事をやり遂げた執筆にあたった各氏はずいぶんと苦労をなさったようで、どのように作品にアプローチをしたか、最初に筆を下ろすときにどれだけプレッシャーを感じたかなどを語っていました。しかし、その苦労は充分に報われて、3者3様のまったく違った作品が出来上がり、グイン・サーガの世界をさらに大きく広げていくことが出来たことはお読みになった方にはおわかりのことと思います。
また、この会の席上、早川書房の阿部氏より「グイン・サーガ・ワールド」第2期の刊行が決定したとの発表がありました。詳細は早川書房のアナウンスを待たねばなりませんが、ともかくもこのようにして、栗本薫のグイン・サーガという大樹の枝葉はさらに茂っていくことになったのです。さらに、「グイン・サーガ・ワールド」掲載の「星降る草原」、「リアード武侠傳・伝」、「宿命の宝冠」の3作品が文庫化が決定したことも発表されました。
(写真は左より牧野修氏、田中勝義氏、宵野ゆめ氏、今岡清、久美沙織氏、阿部毅氏)